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RED DEAD REVOLVER

機種 PlayStation 2
発売元 CAPCOM
発売日 2005/5/26
ジャンル ACT
価格 7140円[税込]
備考 15歳以上対象
・・・どうしたロックスター。

 

 突如現れた無法者たちによって親を殺され、家を焼かれ、今まさに自分も殺されようとしていた少年は、燃え盛る炎の中に父の銃を見つける。
 グリップにサソリが刻まれた、世界に2丁しかないリボルバー。少年は自らの命を救うために、炎に沈むその銃を手にした・・・。

 数年後、寂れた田舎町に一人の賞金稼ぎが姿を現した。
 その男『レッド』の右手には、サソリの形をした火傷の痕があった・・・・・。




 がっかり。

 以下述べるであろう感想を総括してしまえば、この一言に尽きる。
 本当にあのGTAを作ったロックスターの作品?これ?と。
 ずっっっと前から新作として発表されていたその挙句がこれ?と。
 言ってしまうと、ちょっと酷すぎる。
 ロックスターにハズレなし神話はついにここに崩壊を向かえたのです。




 さて。この『レッドデッドリボルバー』。
 言ってしまえば『MAX PAYNE』の超劣化版なのです。
 劣化版なのでそれはそれはヒドイ。





・グラフィック

 洋ゲーなのでもともと期待しているわけではないものの、MAX PAYNEを遥かに下回るほどにダサダサカックカクの、久しぶりに『ポリゴン』という言葉を持ち込みだすほどに角ばってます。

 オマケにちょっと敵が遠くなると、ターゲッティングもままならないほどに敵の姿が薄れます。
 それによって、敵の部位を狙う(頭、腕など)爽快感も薄れ、要するにひぎぃ!


・武器やら戦闘

 西部劇なので仕方ないといえばそうなのですが・・・・装弾数6発が少なすぎます。
 むしろ6発で行くのであれば、それに対応して敵の耐久力を下げ銃の必殺性を上げるべきではないのかと。

 戦闘のスピードも駄目過ぎます。MAX PAYNEの半分ほどのゲームスピードでどの武器も連射が全く効かないため、ダラダラと撃ち合った末にそのままダラダラと終了というヒドイ終わり方になります。

 ボスに体力ゲージをつけたのも間違いとしか言いようが無いです。

 そもそも西部劇で何発も喰らって無事なのがおかしいわけで、いっそボスは全てデュエル(後述)形式にして、西部劇ならではと言える一発勝負の爽快感を感じさせてくれたらよかったと思うのですが。


・デュエル

 『デュエル』とは、特定の敵に対して発生する特殊戦闘であり、要するに早撃ち勝負です。


 …早撃ち勝負なのに連射するのはどういうこっちゃ。


 というのも、銃を抜いた瞬間スローモーションになり、敵の部位をターゲッティングするモードに入るのですが、その際、ターゲットポインタの合わさった位置に全て銃弾を叩き込みます。

 それ、主人公の通常スキル『デッドアイ』とかわらないやんけ。と。

 速さ。集中力。緊張感。本来の決闘に不可欠な要素を全て排除してしまったダメシステムなのです。

 ※『デッドアイ』
 全ての敵に対して使用可能な必殺銃撃。
 発動させるとスローモーションがかかり、時間終了まで多くの敵部位にターゲッティングしたのち、その部位全てに銃弾を浴びせる。ちなみに、MAX PAYNEの『バレットタイム』に似ているがリスクゼロで使えてしまうために爽快感、使いどころともに難がある。




 ・・・・・以上、ダメな点について長々と説明をしてきましたが、これで終わりですよ?いいところなんかねぇ!




 では最後に。

 難易度 ☆☆☆☆(難しい というよりも緊張感が無く苦痛。)
 音楽 ☆☆(耳に残らない)
 爽快度 ☆(上記の通り。正直買うべきではない。)
 操作性 ☆(ターゲッティングがずれているように感じる、洋ゲー)


 総括
 ロックスターの名前に騙されると痛い。
 買うべきではない。

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