Shining Tears (シャイニング・ティアーズ)
|
◆ わりと解りづらい簡単なストーリー紹介 ◆ 夢幻大陸エンディアスのヴァレリアと呼ばれる地方に在る、都市国家シルディア。とある日、この街に訪れたエルウィンが行き倒れていたシオンを助けるところから物語は始まる。 この主人公であるシオン。記憶は無く、いつの間にか手にしていた2つの指輪以外手がかりは無し。 しかし、この指輪は伝説で詠われている『双竜の指輪』らしく、指輪を身につけた者の力を極限まで高める魔力があった。 そんな中、この平和な街にルーンガイスト帝国が攻めてきたのだ。 シオンたちはこの城塞都市を守るため大軍を退かせようと、たった二人で立ち向かっていく。 しかしこの激しい動乱の最中、更なる異変の影が忍び寄っていたのだった・・・。
|
うわー。初めてレビュー書くから何を書いたら妥当なのかわからないぞー? まあ、適当にやればいいかな? そんなわけでオーサのレビュー第一弾は、『ドラゴンクエスト[』の場繋ぎ(ぉあ?) 『シャイニング・ティアーズ』でいこうと思います。 この『シャイニング・ティアーズ』は、ジャンルの通りアクションRPGで、シャイニングシリーズの最新作として発売されました。 無論、わりとシャイニングシリーズをやっているし、アクションRPG好きの自分にとっては以前から注目していたゲームであったわけで。 なによりこの『シャイニング・ティアーズ』、過去にGBAで発売された『シャイニング・ソウル』のシステムを継承しているんです。 プレイヤーのLVが上がると、ステータスポイントとスキルポイントが与えられ、それを好きなようにパラメータを振り分けて、自分だけのキャラクターを育て上げられるという、なかなかステキなゲームなのである。 他にもアイテムが豊富で、装備も多ければ無駄なレアアイテムも多かったんです。久しぶりにコレクター魂がうずきましたよ。(とはいえ、あまりの出なさ、倉庫の狭さで全然集めてないんだが。) 多くの敵を自分の戦略で蹴散らす楽しさ。携帯ゲームにしては秀才であったと思うゲームなんです。 今回の『シャイニング・ティアーズ』でも、それらの要素はさほど変わってない。それどころか新要素を引っさげていた。 それは『リンク技』と呼ばれる必殺技ですが、いわゆる合体技なのである。 この『リンク技』は、パートナーによって技も変わり、戦況によっては大きく左右されるほど使い勝手が良かったりするのだ。 勿論、キャラ特有の『シングル技』と呼ばれる通常技もある。 これらの技を駆使して大軍を退くんだから、ついつい指輪の存在を忘れがち。(これも指輪の魔力のおかげで使えるようで。) 他にも、右スティックでパートナーを操作できたりするので、慣れてしまえばより効率良く戦えたりします。 しかも、2Pでもパートナーを操作できるので、気の合った友達とやれば無敵か!? それにしても、久しぶりにストーリー展開に驚きましたね。いや、お恥ずかしい。 わりとオーソドックスに展開していくんですが、意外な伏線がけっこう新鮮だった。 ・・・それとも映像ばかり極めようとする某最後の幻想シリーズの一部に毒された影響かしらん? まあストーリーは悪くはないんです。それは確かなんです。 でもね、結構長いことゲームをやってるとどうしても気に障るところがあるんです。 メインのキャラデザが玉木美孝氏からTony氏に変わっていたこと。これは残念でしたが、まあ面白ければいいかと、安直に受け止めていたんですよ。 ・・・でもこれ。シャイニングシリーズだって知らない人がパッケージだけみてどう思うんだろう? Tony氏についてはまあ知ってはいるんです。知ってはいるんですが・・・、如何せんキャラゲー或いはギャルゲーにみえてくるんです。 ・・・なんであからさまな好感度なんて用意しちゃうかな〜? すごい気になっちゃうじゃないか(ニヤニヤ)。しかも好感度次第でエンディング変わるみたいだし・・・。 まあいいや。コンシューマではゲームを楽しむもの! そう割り切っちゃうことにしました。 それでも、拭いきれない点がチラホラあるわけで・・・。 本作は、シオンを始め多数のキャラクターが存在し、それぞれにパラメータを振り分けられるんです。 おおっ! 結構やりがいがあるじゃないか! なーんて、説明書を見ていて思っていたんですが・・・。いざ始めてみるとパラメータの振り分け方に違和感を覚えていた。 ストーリーが進んでいくと、当然敵も強くなっていく。それに伴って自分のキャラも強化していく。 手っ取り早い強化の方法として、強い装備品に変えることである。 ところが、強い装備品を装備するためには、それぞれパラメータが関わってくるのである。 パラメータが一つでも満たしていなければ装備は出来ない。つまり、強い装備をするためにはパラメータを調整してやらなければならない。 まあ、仕方ないことではあるんだが、中にはキャラ特有の装備品も紛れている。これがにくいことにそのキャラに合ったパラメータなんです。 例えば、アーチャーであるエルウィンは、器用が高めであるし、竜戦士であるラザラスは力が高めと、いつの間にかそれらしいキャラクターになっているのだ。 まあ、プレイスタイルにもよるんですが、私はそうなってしまいました。 とはいえ、別に魔法使いタイプのキャラを白兵キャラに育て上げる気は更々ないんでいいんですけどね。・・・そんな無謀なことする人はいるんだろうか? 他にも、 やけにロード回数が多かったりとか。(やはり初期型PS2には荷が重かったか?) 本当に無駄と呼べるアイテムがそんなにないとか。(本当にないのよ。) PS2のくせに敵がワラワラいると処理落ちが激しいとか。(初期型PS2だから?) わりとゴリ押しが正当だったりとか。(本当なのよ。) くの一であるマオが、どうみても某無双のくのいちにしかみえないとか。(ば〜ん★ とかいうな。) ラストダンジョン(と思しき場所)の扱いがあまりにも酷すぎる。(見ればわかるよ。) などなど・・・。 探せばいくらでも出てくるので、自己完結して遊んだ方が身のためかと。・・・でも処理落ちが一番痛い。 でも、面白いんです。大軍相手にたった二人で挑んでみたい人なんかはやってみてもいいかも。 |