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真・三國無双 4

機種 PlayStation2
発売元 コーエー
制作 ω-force
発売日 2005/2/24
ジャンル アクション
価格 7140円[税込]
備考 プレイヤー人数:1〜2人
セーブデータ容量:150キロバイト
12歳以上対象
一騎当千
プレイ時間 100時間以上

◆ 紹介みたいな ◆

 シリーズ第四弾。

 一人の猛者を選択し、群がる敵を一掃するアクションである。

 今回は、武器が取捨選択制や護衛兵が護衛武将と変更点はあるが、新キャラクター6人追加やエボリューション攻撃など追加要素も多々ある。

 

 袁紹「騒がしいな。何が起きたというんだ。

 兵士「烏巣が・・・! 兵糧庫が襲撃されました!

 袁紹「なんとー!?(裏声)


 はい、どうも袁紹改め、オーサです。

 言わずもがな、といったシリーズ最新作『真・三國無双 4』をレビュりたいと思います。


 流石に4作目となると、全体的なバランスが絶妙なものになっています。
 今まで弱かった武将が強化されていたり、いい感じに敵がワラワラ群がっていたりと、とても遊びやすくなっています。

 シリーズで例えてみますと、敵の群がり具合が『2』、攻撃の激しさが『1』、見た目が『3』、といったところです。
 わかりませんか、そうですか。


 最初にスゲェ! と思ったものが、オープニングムービー

 CMでも趙雲が単騎突入で敵兵を蹴散らしていましたが、あれの一部始終がオープニングムービーなのです。
 あれほどまでに非常に格好良くてステキなムービーを見せられると、否応無しに本編に期待を寄せてしまいます。

 いやはや、オープニングって非常に大事ですな。





 武将の攻撃が全面的に修正されており、使えなかった武将がやたら強くなっていたりします。
 曹仁然り、太史慈然り、張飛然り・・・。

 当然、新キャラクターも強い者ばかりです。
 魏には、曹丕ホウ徳が、呉には凌統が、蜀には関平星彩が、他には左慈が加わりました。

 個人的にはようやくホウ徳が出てきたので嬉しかったのですが、何故に左慈がいるのだろうか。
 しかも隠し扱いで。

 因みに、左慈は術士であって猛者ではありません。
 ・・・それを言ったら大喬、小喬とかはどうなるんだといいますが、あれは女性比率を上げるために存在しているのではないかと。

 どうもω-forceの選考基準には胡散臭さが感じられますが、やたら強いので許します。


 攻撃も、大体は前作と同じモーションですが、今作は新たにエボリューション攻撃というものがあります。

 発動方法は至って簡単。
 発動できる武器を持って、無双ゲージが満タンのときに通常攻撃をすればいいだけ!

 普通なら6発目で終わるところを、さらに追い討ちをかけます。
 しかも、9発目は必ず敵を吹っ飛ばすので、爽快感がタップリ得られます。

 しかし、これも武将によっては不利になりかねないので、全員が全員有効ではありません。
 それに、無双ゲージを満タンに保持しなければならないので、無双乱舞も不用意に使えません。

 まあ、使いたいときに使うのが一番でしょう。これ、人類の知恵。





 今作はグラフィック描画エンジンがかなり強化されました。

 シリーズをやったことのある人ならわかると思いますが、今までは20人くらいが密集すると処理落ちで速度が落ちたり、目の前で突然消えたり現れたりしました。

 ところが、今作の場合はそのような現象は滅多に起きません。
 (2Pプレイ時は除く。勝手が違いますしね。)

 なので、敵をギッタンギッタンのメッタメタに出来る反面、敵もそれなりの量で襲ってくるので、初めてやるときは気をつけたほうがいいです。


 そういえば、今作は護衛兵が一人だけになってしまいました。
 まあ、あんなにワラワラいられても邪魔だったので良かったと言えば良かったのですが。

 今回は護衛武将と呼ばれ、ステージクリア後に水鏡先生が人物鑑定をしてくれます。

 護衛武将は、剣、槍、弓、弩、杖、扇と6種類の武器を持っています。
 これによって取得できる技能も変わってきます。

 個人的には弓、杖、扇あたりがいいのではないかと。
 特に扇は、かなりの確率で回復を使えます。

 回復アイテムが極端に少ない修羅モードでは重宝します。


 詳しい情報がないので良くわかりませんが、護衛武将の名前はランダムで付けられているそうです。
 カッコイイ名前の時もあれば、かっこ悪い名前の時もあります。

 私が遭遇した微妙なお名前、『社会』くん。
 ネタで残していましたが、二国の神童だったので解雇してしまいました。無念。

 他にも、『白菜』というかわいそうな女の子がいたそうです。

 ランダムって恐ろしい〜!!





 個人的には、エディット武将があれば良かったなあと思った。

 『2』の隠しキャラだった『伏犠』と『女禍』の再戦もアリだと思ったんですが、関平が大剣、星彩が細剣をいう役割を与えられたので、二度と出ることはなさそうな予感。

 とはいえ、これほどまでに欠点が見つからないゲームは久しぶりではないかと。
 簡単すぎるという人は修羅で、難しすぎるという人は易しいでいいんですし、ある武将は使い勝手が悪いなんて、ある意味言い訳ですし。



 今思えば、『真・三國無双 1』を発売当時に遊んでいなかったら、ここまで無双シリーズにドップリハマッてなかったと思います。

 確かに私は『4』はシリーズ最高傑作だといいましたが、過去のシリーズにも特有の味があります。

 『1』は攻撃パターンが少なく、みんな似たり寄った技ばかりだったり。
 『2』はやたら弓兵が強くて畏怖すら感じたり。
 『3』は敵がそんなに群がってなかったり。


 『4』をやり込んでしまった方には、過去のシリーズを遊ぶと操作しづらいでしょうが、それだけこの短期間で『4』が進化したこともおわかりになると思います。


 とはいえ、
既に『4』の猛将伝の開発とかしてるんだろうなあ、ω-forceよ。

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