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FINAL FANTASY 3

(ファイナルファンタジー3)

機種 ニンテンドーDS
発売元 スクウェア・エニックス
開発 マトリックス
発売日 2006/8/24
ジャンル RPG
価格 5980円[税込]
備考 プレイヤー人数:1人
バックアップ機能付き
CERO:A(全年齢対象)
DSワイヤレスプレイ対応
ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
リメイク
プレイ時間 60時間くらい

◆ わりと解りづらい簡単なストーリー紹介 ◆

 1990年にファミコンで発売されてから、ようやく移植されたシリーズ最高峰。(自薦
 ただし、移植ではなくリメイクといってもおかしくないほど改良・仕様変更されている。

 

 待ちに待った『FF3』がやっと移植されたーっ!


 他シリーズはどんどん移植されているのに、FF最高傑作といってもおかしくない『3』だけ移植されないのはどういうことだーっ! と憤慨してた時期もあったけど、こうやって無事に発売されるだけ感涙もんですな。

 今回紹介するDS版『FF3』は、基本的にはFC版をベースにリメイクされたものです。


 なぜリメイクなのか。
 いつぞや見たゲーム雑誌に開発者のインタビューに書いてあったのですが、
 『FF1』、『FF2』と順番に移植をしていくと、どうしてもその頃には新しいハードが登場してくる。
 そうなると現在開発中のハードでやるよりは、次のハードで出した方がより良いものができるから。
 らしいのです。ちと記憶が曖昧なので正確ではないのですけど。
 じゃあ『1』と『2』を乱発するの止めろよ。


 それであまりに期間が空いてしまったので、移植よりもリメイクしたほうが良いという結論になったそうです。





 で、リメイクということなので、ありとあらゆるものに手を加えられています。

 まずはっきりとわかるのがグラフィック。
 リメイクするぞーっ! という意志が固まったので、従来の2Dから3Dへと変更されました。

 マップも人物も全部3D!
 でも、基本的に2D視点なのでマップが見づらくなるということはあまりありません。
 3D酔いはするかもしれないけど。


 次に主人公。
 FC版では孤児の4人でしたが、DS版では一人ひとりにバックストーリーと性格があります。

 しかし、これはあくまでもストーリーの台詞回しを円滑にするためだけであり、ゲームそのものに支障をきたすことはないのでご安心を。


 次は『3』の最大のウリであるジョブ。
 FC版では最初に使えるジョブは「たまねぎ剣士」でしたが、DS版では「すっぴん」となってます。

 じゃあ「たまねぎ剣士」が「すっぴん」になったのか? というとそれはNO。
 「たまねぎ剣士」もちゃんと用意されています。隠しジョブですけど。


 更にジョブ固有のアビリティや装備も追加変更されています。
 戦士のようにちょっと付け加えられていたり、空手家のようにFC版とほぼ同じだったり、吟遊詩人のようにFC版とまるっきり違っていたり、かなり様々です。

 あと、ジョブの登場順序も自然な感じになるよう若干変更されています。
 (例えば、早い段階でシーフが使えるなど)


 あとは、装備の種類が増えていたり、イベントシーンが豪華になっていたり、BGMが壮大になっていたり。
 とにかくFC版では容量の都合上、表現できなかったことが数多く実装されています。





 これだけリメイクされた点を上げると、FC版のオリジナル色がないかというとそれは間違い。
 プレイ前の私もそう思っていたのですが、驚くほどFC版に近い仕様なのです。


 まず、地形の構成は殆どFC版そのもの。
 宝箱の中身ですら同じもの(あるいはそれに近いもの)だったりします。

 更に、3Dグラフィックでも隠し通路が健在!
 とはいえ、理不尽な隠し通路は排除されているので、無尽蔵に配置された暗黒の洞窟やクリスタルタワーで迷子になることはありません。


 戦闘バランスはシビア〜丁度良い。
 最近のFFは非常にヌルめの戦闘バランスですが、DS版『3』はその流れを断ち切るためか本当にシビア。

 シビアとはいえ、レベルを2〜3上げれば太刀打ちできるという古き良き時代のRPG仕様なので、途中でつまづくことはないと思います。


 あと『3』といえばラストダンジョンの長さですが、こちらもFC版通りの長さなのでご安心を。(何
 好きなだけヒイヒイ言わされます。

 ・・・まあ中断ができるので、当時守れなかった「ゲームは一日一時間」でやれますよ。
 それでもまともにやったら3時間はかかりますが。





 最近のゲームでは定番になりつつある隠しでもなんでもない隠し要素がこれにも幾つかあるのですが、これを満たす条件がはっきりいってなめてる。
 その条件というのが、モグネットと呼ばれる通信をこなすこと。

 最近この手の追加要素が多いけど、個人的には止めてほしい。
 他に抜け道があるならいいのだけれど、これしかないっていうのはどうなんだと。
 数十年後のこととか、なんも考えちゃないよなあ。


 戦闘はシビア気味でいい感じなのですが、如何せん敵の最大数が圧倒的に少なすぎる。
 DSのスペック上、多くても4匹しか登場させられないのです。(FC版は最大8匹まで)

 これのせいで暗黒の洞窟の難易度が激減。
 分裂できないので、FC版のように倒してもきりがないということがありません。

 これじゃあ魔剣士の立場ないじゃん!


 BGMももう少し豪華でも良かったんじゃないかと思う。

 正直な話、DSなのにGBAみたいなショボ目の感じだったのでちょっと残念だったので。
 これのサントラを聴くとそれがより一層悔やまれる。


 あと、オープニングムービーいらね。

 別にムービーはあってもいいんだけど、そのムービーの容量をゲーム本編のほうに回して欲しかった。
 どうもムービーで人気を取ろうとしている感じがして嫌なんだよね。そこまで『FF3』はくさっちゃいないし。




 まあ色々と書きましたが、私としてはどちらかといえばFC版のほうが好きです。
 でも、DS版にしかない面白さもあるのでどちらも捨てがたい。

 この際、DS版の戦闘システムでFC版のようなもの(2Dで敵がいっぱい)を出してみてはどうでしょうか? スクエニさん。




 ところで、このDS版。
 スタッフの殆どがFC版を遊んだ(または関わっていた)ことがあるそうです。
 そういうこともあってか、如何にFC版の良さを崩さないでその良さを最大限に引き出せるかを大いに議論、結果的に良くなったということです。

 やはりリメイクは思い入れのある人たちが創ってなんぼじゃないかと思います。
 嫌々で創って、ファンから怒りを買って、社が傾くんじゃ移植どころの話しじゃありませんしね。

 だから、FC版のほうが絶対良いと推してる方も、一度やってみることをお薦めします。




 あとどうでもいいですが、『FF3』のヒロインはエリアということでいいね!
 さりげなくムービーのラストに登場する女性もエリアだし。(BGMも「水の巫女エリア」のアレンジだしね!)

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